ホワイトニングってどのくらい効果があるの?効果の現れ方と白さを持続させる方法

歯科医院でできるホワイトニング治療。「やってみたいけれど、効果はあるの?」そんな不安のある方もいるかもしれません。ホワイトニングには、どれほど効果があるのか、様々なホワイトニング方法を比較して解説していきたいと思います。

1.白さの基準とは

ホワイトニングの効果を測る時には、一般的に歯の色見本であるシェードガイドが用いられます。歯の色を明るさ順に左から並べてあるものです。ホワイトニング前後に、このシェードガイドと歯を見比べて、どの程度歯が白くなったかを判断する事ができます。

時々患者さんの中で「一番白いくらいにしたい!」と真っ白な紙のような明るい白をイメージして来られる方が居ますが、実は白すぎる色は、不自然であったりします。
実際、歯が白くて美しい方でも、真っ白では無く少し黄色っぽいものです。歯が白すぎてしまうと、作り物のように見える場合や、顔全体から目立って浮いて見えてしまう場合があります。
ホワイトニングを始める前に、自分の理想とする白さについて、少しイメージしておくと良いでしょう。

2.ホワイトニング方法とその効果

ホワイトニングには、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があります。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯にホワイトニング剤を塗布し、特殊な光を照射する事で、歯を白くする方法です。ホームホワイトニングは、歯科医院で自分専用のマウストレーを作成した後、自宅などで、自分でトレーにホワイトニング剤を注入し、歯にはめ込んで、色を白くする方法です。それぞれ効果の現れ方が違います。

(1)オフィスホワイトニング

1回の効果が高い治療法です。即効性があるので、1回の施術である程度、歯を白くする事ができます。シェードで1〜2シェードは確実に白くなります。
ただし、歯には“元の色に戻ろうとする力”が備わっています。歯の色の後戻りを防ぐためには、数回の施術で、白い色を定着する必要があります。

オフィスホワイトニングでは、近年様々な種類のホワイトニングシステムが導入されてきており、より効果が高いホワイトニング方法が増えてきています。最新の「Zoomホワイトスピード」では、1回で平均6シェード程度白くなるといわれており、後戻りも少ないホワイトニング法です。

(2)ホームホワイトニング

オフィスホワイトニングと比べて、低濃度のホワイトニング剤で、じっくり白くしていくので、効果が現れるまでに時間がかかります。およそ14日間〜徐々にホワイトニング効果がでてきます。白さは1シェード〜6シェード程、明るくなる可能性がありますが、じっくりと根気よくホワイトニングをする事が必要です。
時間がかかる一方、じっくりゆっくり色を白くしていくので、色の後戻りが少ないというメリットがあります。

3.デュアルホワイトニングという方法

デュアルホワイトニングとは、簡単に言うと、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」両方の良さを兼ね備えた方法です。
歯科医院でホームホワイトニング用トレーの型取りを行い、続けてオフィスホワイトニングを受けた後、自宅で更にホームホワイトニングを一定期間行います。オフィスホワイトニングにより、希望の白さをすぐに手に入れる事ができ、ホームホワイトニングにより、白さを定着させる事ができます。
ホワイトニングは自費治療になるので、両方行うデュアルホワイトニングの場合、費用が割高になるのが唯一デメリットです。

4.ホワイトニング効果における個人差

実際、ホワイトニングの効果には、個人差があります。肌の質で、日焼けしやすい人とそうでない人が居るのと同じようなもので、歯の質も人それぞれ違い、白くなりやすい人とそうでない人が居ます。見た目だけでは分からない事も多く、どのくらい白くなるのかは、歯科医師でも判断できない事があります。思っているようなホワイトニング効果が現れにくいケースをいくつか紹介したいと思います。

a. 神経が無い歯

大きな虫歯などで、歯の神経を除去してしまった場合や、外傷など何らかの理由で、歯の神経が死んでしまった歯は、通常のホワイトニングでは、ほとんど白くなりません。こういった歯を白くしたい場合には、歯の神経があった内部に漂白するための薬剤を入れて蓋をし、歯を漂白するブリーチングという方法があります。

b. 歯に白い斑点や縞模様がある

歯のエナメル質形成不全などで、歯のホワイトスポットといわれる白い斑点や、白や褐色の横縞模様がある場合、ホワイトニングをすると、白い部分や模様の部分が特に白く目立つようになってしまい、思うようなホワイトニング効果を得られにくい事があります。こういった場合、模様が目立たなくなる程、全体を同じような白い色にするには、回数や時間がかかる事も多く、途中で断念してしまうケースも多いです。

c. テトラサイクリン歯

テトラサイクリン系の抗生物質を歯の形成期である0歳〜12歳頃に服用してしまっていると、グレー系の着色が見られる永久歯が生えてくる事があります。現在は、テトラサイクリン系の薬剤の使用は控えられていますが、今成人している人の中には、小さい頃の風邪薬のシロップなどで使用されていたために、テトラサイクリン歯になってしまっている人がいます。
グレーがかった歯の色は、残念ながら、ホワイトニング効果が現れにくいのが特徴です。

5.ホワイトニング効果を持続させるためには

ホワイトニングを受けた後の白さは、平均で3か月〜10か月持続すると言われています。つまり、ずっと永遠に白さをキープできるわけでは無いのです。ホワイトニング後の注意を守り適切なアフターケアをする事で、ホワイトニング効果をできるだけ持続する事が可能となります。

(1)着色しやすい食べ物や飲み物を避ける

毎日の食べ物や飲み物は、歯の着色の原因になります。着色しやすい飲食物をなるべく避けるようにすれば、白さを持続しやすくなります。例えば、コーヒーやワイン、カレーやぶどう、ブルーベリーなどがあげられます。
特にホワイトニング後24時間は、歯の表面がデリケートで着色を吸収しやすい状態にあるので、絶対に避けるようにした方が良いです。

(2)毎日の丁寧な歯磨き

歯に付着した汚れは、歯磨きでいくらか落とす事ができます。歯垢の除去は、虫歯や歯周病の予防にもちろん大切ですが、汚れをしっかり落とす事は、着色の予防にもなり、ホワイトニング効果を持続しやすくなります。

(3)定期的に歯科医院のクリーニングを受ける

歯ブラシで普段落としきれない汚れを、定期的に歯科医院のクリーニングで除去すると良いでしょう。歯の表面に付いた汚れを落とす事で、ホワイトニング効果を持続しやすくなります。

(4)ホワイトニング用歯磨き粉を使う

ホワイトニング効果の含まれた歯磨き粉を日頃から利用すると良いでしょう。通常の歯磨き粉と同様に使用します。様々なものが市販されていますが、中には荒い研磨剤が多く含まれているものもあり、使用すると歯を傷めてしまう事があるので、できるだけ歯科医院で販売しているものを、医院の指示の元に利用いただきたいと思います。

(5)ホームホワイトニング

先ほども説明しましたが、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したディアルホワイトニングという方法があります。オフィスホワイトニングのアフターケアとしてホームホワイトニングを行う事は、ホワイトニング効果を持続させるのに、最も有効な方法です。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。ホワイトニングの効果の現れ方は人それぞれです。ホワイトニングを希望する方は、自分の思い描く広さに近づけるように、ホワイトニング方法について事前によく相談し検討するのが良いでしょう。
また、ホワイトニングの効果をできるだけ持続させるためには、ホワイトニング後の注意を守り、適切なアフターケアをする事が大切です。

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