ホームホワイトニングの注意点まとめ

ホームホワイトニングは、自宅などで、自分自身でマウスピースに薬剤を入れて、歯を白くする事ができる方法です。自分の好きなタイミングでホワイトニングができるというメリットがありますが、使用方法など注意点を守らないと、思うような効果が現れない事があります。今回は、ホームホワイトニングの注意点をわかりやすくまとめていきます。

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1. ホームホワイトニングを始める前に知っておきたい事

(1)効果が現れるまでに時間がかかる

ホームホワイトニングは、即効性のあるオフィスホワイトニングとは異なり、効果が現れるまでに時間がかかります。その日のうちに効果が実感できるオフィスホワイトニングに対し、ホームホワイトニングでは、白さを実感するのに2週間〜1か月程度かかります。

(2)白くならない歯/なりにくい歯がある

ホワイトニングを行っても、白くならない歯/なりにくい歯があります。そのような場合は、例え正しい方法でホームホワイトニングを続けたとしても、思うような効果は現れません。白くならない歯/なりにくい歯には、次のような状態が挙げられます。

a. 白くならない歯

  • 人工歯
    被せ物や詰め物の色はホワイトニングをしても変わりません。白くしたい場合には、ホワイトニングをした周囲の歯の色に合わせて人工歯を作り替える必要があります。

b. 白くなりにくい歯

  • テトラサイクリン歯
    テトラサイクリン歯とは、永久歯の形成時期(出生直後〜8歳頃)に服用したテトラサイクリン系抗生物質の影響で、歯が変色しているものです。黄色みが強いグレーがかった色、左右対称の縞模様が特徴です。テトラサイクリン歯は、ホワイトニング効果が現れにくくなります。軽度の場合には、白くなることもありますが、歯科医師と相談の上、ホワイトイングを実施しましょう。
  • エナメル質形成不全
    エナメル質形成不全とは、歯がつくられる段階で何らかしらの問題が起こり、正常にエナメル質がつくられなかった状態です。軽度の場合は、歯を白くする事も可能ですが、歯の色がまだらになってしまう可能性があります。重度の場合や、歯の黄ばみが強い場合には、ホワイトニングで歯を白くするのは難しくなります。
  • 神経が死んでいる歯
    虫歯や外傷などが原因で、歯の神経が死んでしまっている場合には、ホワイトニングをしても歯は白くなりにくいです。

(3)市販のホームホワイトニングキットに注意

実は、ホームホワイトニングキットは、歯科医院だけでなく自分で購入する事ができます。コストは抑えられますが、安全面や効果の面で疑問があり、思ったような白さにならない事があります。

(4)ホームホワイトニングキットの自己管理が大切

ホームホワイトニングを実施するにあたっては、キットの自己管理がとても大切になります。自分で管理するのが大変な方は、ホームホワイニングは不向きです。歯科医院に任せる事ができるオフィスホワイトニングに切り替えた方が良いでしょう。ホームホワイトニングキットの管理で注意するべき点は次の4つです。

  1. 装着時間、薬剤の使用量等の使い方を守る事
  2. 2週間継続する事
  3. マウスピースを破損したり、紛失しないように注意する事
  4. マウスピースを衛生的に保つこと

歯を白くする効果を高めるための、具体的な使用方法の注意点については、次に紹介していきます。

2. 効果を高めるための、ホームホワイトニングキット使用の注意点

(1)使用前の歯みがき

マウスピースを装着する前は、丁寧に歯みがきをして、歯面の汚れを除去しましょう。歯に汚れが付着していると、薬剤が歯に密着せず、作用しにくくなってしまいます。歯みがき粉は付けなくても大丈夫です。歯みがき粉を使う場合には、みがいた後に十分に口をゆすぐようにしましょう。

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(2)薬剤の注入方法

ホワイトニング薬剤は、マウスピースからあふれない程度に、1本の線を描くように均等に注入します。(歯の1本1本に米粒大くらいの薬剤をのせていくように、指示がある場合もあります。)
例え、溢れ出てしまっても、多くは唾液で薄まるので、身体に害はありません。しかし、薬が長時間歯ぐきに付着していると、薬の影響で歯ぐきが一時的に白濁してしまう事があります。溢れ出た薬剤は、できるだけ綿棒等で拭うようにしましょう。溢れ出ないくらいのちょうど良い量で注入できるのがベストです。
逆に、薬剤が少なすぎると効果が十分に現れないので注意しましょう。
また歯の表面が濡れた状態でマウスピースを装着してしまうとせっかくの薬液の濃度が薄まってしまうので、マウスピースを装着する直前にティッシュなどで歯を拭いて乾いた歯の状態でマウスピースを装着したほうが効果は高くなります。

(3)直後は色の濃い飲食は控える

ホワイトニング直後の1時間は、特に歯に色が入りやすくなっています。マウスピースを取り外した後、1時間程度は、カレーやミートソース・赤ワイン・コーヒーなど色の濃い飲食物(着色性飲食物)を控えるようにしましょう。着色性飲食物を食べる際には、炭酸飲料や柑橘系食品、酢などの「着色補助食品」と同時に摂取しないなどの工夫も大切です。
装着するのに必要な時間や、生活スタイルに合わせて、自分のマウスピース装着時間を決めましょう。
例えば、夕食後や就寝前にホームホワイトニングを行うと朝食まで時間が空くので、朝昼晩と好きな物を食べても問題ありません。ですので、食後にホームホワイトニングを行うのがお勧めです。

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(4)マウスピースを外したら、しっかり口をゆすぎ、歯みがきをする

マウスピースを外したら、お口の中に薬剤が残らないように、しっかりと口をゆすぎましょう。そして、歯に残った薬剤をきちんと落とすために、歯ブラシで丁寧に歯をみがきましょう。

(5)マウスピースの洗浄

使用したマウスピースは、その都度、必ず洗い、清潔を保つようにしましょう。流水でよく洗って、薬剤が残らないようにする事が大切です。洗い流すだけで薬剤がうまく取れない場合は、歯ブラシで優しく洗いましょう。熱湯は使用禁止です。マウスピースを変形させる可能性があるので、絶対に止めましょう。洗い終わったマウスピースは、乾燥させてから専用のケースなどに入れて保管しましょう。

(6)歯に痛みが出た場合

歯に痛みがでた場合には、マウスピースの装着を1日おきにするなどして調整します。ただし装着時間が短いと、ホワイトニングの効果は弱まります。判断が難しい場合には、歯科医院に相談をするようにしましょう。ジェルの濃度を下げる方法もあります。

(7)薬剤の保管について

ホームホワイトニングで使用する薬剤は、強い薬剤です。ホワイトニングで正しく使用する分には、問題ありませんが、使用方法を誤ると危険な薬です。小さな子供やペットがいる場合には、誤飲を防ぐためにも、絶対触らせない場所に保管するようにしてください。
また、薬剤は劣化します。薬剤の効果を保つためには、しっかりと蓋をしめて、直射日光の当たらない所に保管するようにしましょう。

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。ホームホワイトニングは、自分の好きなタイミングでホワイトニングができるというメリットがありますが、効果を発揮するためには、使用方法や注意点を守る事が大切です。マウスピースの装着時間や、薬剤の使用量をきちんと守り、正しい手順で自己管理をして、白い歯を手に入れましょう。

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