【意外と割安?】気になるホワイトニング料金を徹底解説!

ホワイトニング治療では、白く美しい歯を手に入れる事ができます。そこで気になるのが、「歯を白くするのってお金がかかりそう」「金額はどのくらいかかるの?」という点だと思います。そこで、気になるホワイトニングの料金を、ホワイトニングの方法別に解説していきたいと思います。

1.ホワイトニングは自費診療

まず、知っておきたいのは、ホワイトニングは“自費診療”だという事です。そもそも健康保険とは、怪我や病気をした時に、少ない自己負担で最低限の治療を受けられるようにする制度です。ですから見た目の美しさを目的とするホワイトニングは保険適用にはなりません。
自費診療の料金設定は、基本的に歯科医院が自由に設定できます。

ホワイトニングの自費診療については、インスタグラムでも解説しています。

2.ホワイトニングの方法を解説

ホワイトニングには、大きくわけて「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があります。

(1)オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニング方法で、歯にホワイトニング剤を塗布した後、特殊なレーザーを照射して歯を白くする方法です。1回のホワイトニングである程度の白さを期待でき、効果が現れやすい方法です。

(2)ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で自分専用のマウスピースを作成した後、自宅でトレーを用いて自分でホワイトニングを行う方法です。歯科医院で処方したホワイトニング剤をトレーに注入し、自分でトレーを毎日一定時間装着して、歯を白くする方法です。効果が現れるのに時間がかかりますが、じっくりゆっくり白くしていくので、色の後戻りが起こりにくいというメリットがあります。

(3)デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング両方を併用する方法を「デュアルホワイトニング」といいます。両方の利点を兼ね備えるので、早く効果が現れやすく、後戻りが起こりにくくなります。

3.オフィスホワイトニング

(1)オフィスホワイトニングの種類

オフィスホワイトニングの多くは、海外で開発されたホワイトニングシステムを使用しています。代表的なものには「ズーム」「ビヨンド」「ティオン」「ピレーネ」などがあります。それぞれホワイトニングマシンやホワイトニング薬剤の種類が異なり、効果の程度も異なってきます。

(2)オフィスホワイトニングの効果と料金の目安

代表的なホワイトニングシステムの効果と料金の目安を紹介していきたいと思います。料金は様々ですが、単に安ければ良いというものではありません。1回の効果が少ないホワイトニングシステムの場合には、理想の白さにするためには、何度か施術を受けなくてはなりません。
ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素の濃度も目安として記してあります。過酸化水素の濃度が高い程、高い効果が得やすく、また、痛む(しみる)可能性が高くなります。

a. ズーム

1回の施術で6〜8段階白くする事ができ、ホワイトニング効果が高いのが特徴です。過酸化水素の濃度は25%で、料金は1回3万円〜5万円程度です。

b. ビヨンド

ズームを参考に中国の企業が開発したホワイトニングシステムです。1回の施術で2〜3段階白くする事ができます。安価なハロゲンライトが使用されているため、比較的安く施術を受ける事ができるのが特徴です。過酸化水素の濃度は35%で、料金は1回1万円〜3万円程度です。

c. ティオン

日本の企業が開発したホワイトニングシステムで、1回の施術で約3段階白くする事ができます。過酸化水素の濃度は23%で、料金は2万5千円〜5万円程度

d. ピレーネ

1回の施術で1〜2段階白くする事ができます。過酸化水素の濃度は3.5%と薄めで、痛みやしみる事が少ないのが特徴ですが、1回の効果が低いのが難点です。料金は、1〜2万円程度です。

オフィスホワイトニングの料金は、インスタグラムでも解説していますので合わせてご覧ください。

4.ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、まず自分の歯に合ったマウスピースを歯科医院で作成してもらう必要があります。ですから最初はマウスピースとホワイトニング剤を合わせて購入します。その後、必要に応じてホワイトニング剤を追加購入していく方法が一般的です。
歯科医院によって、マウスピースとホワイトニング剤何本かをセットにした価格を提示している場合もあり、金額設定の方法は様々です。

ホームホワイトニングの相場は、おおよそどのホームホワイトニングの場合でも、マウスピースと合わせて3万円程度です。2週間分のホワイトニングジェルが含まれています。ホワイトニングジェルの追加購入は、1〜2週間分で、5千円〜1万円程度です。

ホームホワイトニングの料金については、インスタグラムでも詳しく解説しています。

5.デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング両方を行い、より白くする事ができ、白さをキープできる最良の方法です。両方の料金がかかるので、その分高額になりますが、長く白さを持続するためには良い方法だと言えます。ホームホワイトニングのマウスピースを一度作ってしまえば、ジェルの追加購入をするだけで、白さのコントロールをする事ができます。
歯科医院によっては、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをセットにする事で、割安になるプランがある場合もあります。

デュアルホワイトニングの料金について、インスタグラムでも解説しています。

6.追加料金が必要な場合

ホワイトニングをするにあたって、追加料金が必要な場合があります。

(1)診察料・治療費

ホワイトニングをするにあたって、施術箇所に虫歯やひび割れ(クラック)、重度の歯周病が無いかをチェックする必要があります。問題なくそのままホワイトニングを行う場合には、診察料はホワイトニング料金に含まれているので発生しません。
しかし、虫歯やひび割れ、重度の歯周病がある場合には、ホワイトニングよりも先に治療が必要な場合があります。重度の歯周病はそう簡単には治らないので、ホワイトニング前にすぐに治療をするという事も無いですが、虫歯やひび割れは、ホワイトニング時に痛みの原因となります。先に治療が必要なので、その場合、通常の一般歯科診察料や治療費がかかります。

(2)クリーニング料金

歯の表面に付着している汚れの除去の事を指します。基本的には、歯の表面のクリーニングをしなくても、ホワイトニングは可能です。多少の着色汚れなら、ホワイトニングの時の同時に除去されます。
しかし、タバコのヤニの付着などが極端に多い場合には、そのままホワイトニングを行っても十分な効果が期待できない事があります。その場合、あらかじめ事前に歯の表面のクリーニングをする事を薦める場合があります。

(3)ホワイトニング本数の追加料金

ホワイトニングで対象となる歯は、“笑った時に見える歯”なので、ホワイトニングシステムによって多少異なりますが、一般的に12本〜20本の間で設定されています。
しかし、歯並びの大きさと比較して、口の開き方が大きい場合など、ホワイトニングする歯の本数を追加したい場合には、1本当たりの追加料金がかかります。事前に希望を伝え、料金を確認しておくと良いでしょう。

(4)アフターケアとしてのホワイトニング歯磨き粉料金

ホワイトニング効果を持続させるために、アフターケアとして、ホワイトニング用の歯磨き粉を使うのがおすすめです。購入は患者さんの自由になりますが、必要な場合には、2000円程度で購入する事ができます。
色々なものが市販されていますが、中には荒い研磨剤が入っているものもあるので、後々必要になりそうであれば、ホワイトニングを行った所で購入するのが安心です。

追加料金については、インスタグラムでも解説しています。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。近年ホワイトニングを行う歯医者もとても増えています。一口にホワイトニングといっても、様々な種類があり料金も様々です。例えば、安さを売りにしているホワイトニング方法でも、よくよく調べてみると、1回の効果が少なく、結局何度か施術を受ける必要がある場合もあります。
ホワイトニングについて不安や疑問がある場合には、歯科医院のホームページや電話相談で不安を解消してから、自分に合った方法でホワイトニングができたら良いですね!

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